議会報告

令和5年2月27日代表質問②

生田浄水場用地の有効利用について

2023.02.27

質問

生田浄水場用地の有効利用に伴う、広場利用等について伺います。
生田ふれあい広場が供用開始となりました。
これまで、スポーツ面だけでなく、コミュニティの場としての機能、防災機能など多岐に亘り協議会等で協議を行なってきたと伺っています。また今回は、広場内でも芝生エリアは開放されず、駐車場も供用開始とはなりませんでした。今後、実現する機能と、その整備進捗と見通しについて、上下水道事業管理者に総括願います。

答弁

(上下水道事業管理者)
用地内には、川崎市が整備する生田ふれあい広場と生田多目的広場、事業者である川崎フロンターレが整備するアンカーフロンタウン生田の3つの施設がございまして、エリア全体としましては、水と緑にふれあえる憩いの場の提供や震災時の一時避難場所としての利用など、地域のまちづくりに貢献できる施設になっております。
これらの施設に対する地元からの期待が大きい中、入札不調や都市計画変更などに時間を要したことから、地元の方々に少しでも早く御利用いただくために、先行して生田ふれあい広場の一部を供用開始したところでございますが、養生期間が必要な芝生エリアは、当面立入禁止としております。
整備の進捗状況と見通しにつきましては、本年3月25日の全面供用開始に向けて整備を進めているところでございます。

質問

また生田ふれあい広場の供用開始の直前にアンカー社とのネーミングライツ契約の締結が、事業者側から公表されました。経緯を伺います。またネーミングライツ契約は、事業者選定段階でどのように定義されていたのか、改めて契約内容について伺います。


これまで「フロンタウン生田」として周知してきた施設名に対して、名称変更があった点について、より丁寧な周知が必要と考えます。見解と対応を伺います。また周辺環境への影響に関してです。騒音や路上駐車などの設計段階での対策は講じているものの、全面供用開始後の周辺交通環境への懸念は払拭されていません。これまでの議論で、交通量調査を行い、懸念払拭に努められてきたとは思いますが、協議から漏れていた生田3号菅馬場丁目方面への通行への対応状況について伺います。

答弁

(上下水道事業管理者)
ネーミングライツについてでございますが、川崎フロンターレが整備を行うエリアにつきましては、川崎市と20年の事業用定期借地権設定契約を結び、事業を実施するものでございまして、収益を確保する観点から、オフィシャルトップパートナーであるアンカー・ジャパン株式会社とネーミングライツ契約を締結したものと伺っております。また、事業者選定の際の公募要項や、市と締結した契約において、ネーミングライツに関する定めはございません。
名称変更についてでございますが、ネーミングライツ契約の締結までは「フロンタウン生田」の名称でお知らせしてきたところですが、今後は「アンカーフロンタウン生田」として、上下水道局のウェブサイト等で周知を図っていくほか、地域の町内会長等で構成する連絡協議会などを通じて、丁寧に説明と周知をしてまいります。

菅馬場2丁目方面への通行への対応についてでございますが、駐車場の出入口を周辺道路への影響が少ない施設北側に設け、施設を利用する車両につきましては、生田62号から府中県道へ誘導することを徹底してまいりますので、菅馬場2丁目方面への影響は少ないものと考えております。また、生田浄水場の南側に位置し、菅馬場2丁目方面へ繋がる生田3号につきましては、車両交通等の円滑化を図るため、車両の待避スペースなどを設置する予定でございます。