議会報告

令和5年9月13日代表質問㉓

給食の異物混入について

2023.09.13

質問

学校給食における異物混入について伺います。
本年6月、南部学校給食センターにおいて食材に異物混入があり、当該食材の使用を取りやめて給食を提供するという事案が発生しました。
文部科学省は、給食を提供するに当たり、おいしいことはもちろんのこと、「学校給食衛生管理基準」に伴い、食品事故を起こさないための安全管理が極めて重要です。

しかしながら、本市においては昨年度も異物混入の事案が発生しています。令和4年度及び令和5年度の異物混入の件数、異物の種別や混入の原因について伺います。

答弁

(教育次長)
給食の一部の提供を取りやめるなどした異物混入事案は、令和4年度は9件、令和5年度は2件となっており、プラスチック片や金属片、シリコン製の物質などが主な混入物として確認され、食品製造工場等での食材加工の際や、給食の調理過程等における混入が原因となっております。

質問

異物混入の未然防止や衛生管理、異物混入が発生した場合において、納入業者や調理委託業者等に対し、どのような対応を行っているのか伺います。
また、今後の対応についても伺います。

答弁

(教育次長)
未然防止につきましては、教育委員会事務局及び給食物資調達業務を委託している川崎市学校給食会が関係局と連携し、納入業者や調理従事者に対し、学校給食衛生管理基準に沿った衛生管理に関する研修を実施しているところでございます。
次に、異物混入時の対応についてでございますが、食品製造過程における混入に対しましては、事業者所在地の衛生管理部局による立入調査を要請し、原因究明、再発防止策等の指導を実施するとともに、事業者が再発防止対策を提示し改善されるまで、入札参加停止措置を行うなど、厳格に対応しているところでございます。

また、調理過程における混入に対しましては、該当区の衛生課とともに学校を訪問し、物資の搬入経路や作業内容等の確認を行い、再発防止に向けて、事業者等に改善指導等を行っているところでございます。
今後も、事業者等に対し、異物混入の未然防止対策や衛生管理の徹底を周知するとともに、必要な指導等を行い、安全・安心な学校給食の運営に努めてまいります。