議会報告

令和2年9月10日第5回定例会代表質問

東京コンソーシアムが「スタートアップ・エコシステム拠点都市」に選定された点について

2020.09.10

質問

「スタートアップ・エコシステム 東京コンソーシアム」がスタートアップ・エコシステム拠点都市に選定された点について伺います。

本年1月に設立された本コンソーシアムですが、7月の報道発表では、国の世界に伍するスタートアップ・エコシステム拠点形成戦略におけるグローバル拠点都市に選定されました。

既にCOI STREAM、地域イノベーション・エコシステム形成プログラム、リサーチコンプレックス推進プログラムなど、国の推進するプログラムに複数採択されています。今回の選定との関係性、得られるメリット、ひいては川崎で起業した、または起業したい事業者にとってどのような環境改善につながり得るのか伺います。

答弁

国プログラムとの関係でございますが、本市におきましては、これまでのプログラムにより、研究開発から事業化までの支援や起業家人材の育成などを立地機関等と連携して進めてきたところでございます。

拠点都市の選定に当たりましては、国の施策との連携、本コンソーシアムに参画する大学における人材育成、産学官によるスタートアップの創出支援等が重視されており、これまでの本市における取組が評価されたものと考えております。

選定によるメリットといたしましては、世界のトップアクセラレーターによるプログラムやグローバル展開の支援、民間からの資金・技術支援、規制緩和などが今回の拠点都市の選定により活用できるようになることから、キングスカイフロントにおける拠点機能のさらなる強化につながるものと考えております。

質問

本市のベンチャー創出環境として、今後どのような施策が考え得るのか、また理想的なベンチャー創出環境はどのようなものなのか伺います。

答弁

ベンチャー企業の成長は、雇用やイノベーション、大学の研究成果の社会実装、さらには大企業の新事業創出による産業構造の変化などにつながることから、投資家などとのネットワーキングやビジネスマッチングの機会の提供、ベンチャー企業が入居可能なインキュベーション施設の誘導などの取組を推進してまいります。

また、理想的な創出環境につきましては、国内のみならず海外の先進事例を参考とし、他の拠点との比較を通じた現況把握や、必要となる機能、事業スキーム、展開方策等について検討を行い、キングスカイフロント及びその周辺エリアにおけるイノベーション・エコシステムの構築に向けて取り組んでまいります。