議会報告

令和2年9月10日第5回定例会代表質問

川崎市総合計画第2期・中間評価結果の魅力と活力のある商業地域の形成について

2020.09.10

 

質問

川崎市総合計画第2期実施計画中間評価結果及び令和元年度事務事業評価結果について伺います。

初めに、魅力と活力のある商業地域の形成について伺います。

小売業の年間販売額は、経済センサスの内容を基に令和3年度に総括されることと思います。足元ではコロナ禍の影響が出てはいますが、これまでの取組とその成果について、中間評価を伺います。

答弁

これまでの取組といたしましては、商業集積エリアの実情に応じた課題解決に向けて専門家を派遣するエリアプロデュース事業や、川崎駅周辺における集客や回遊性の向上、にぎわいの創出を目的とした川崎駅周辺商業ネットワーク事業などを実施したところでございます。

この結果、商店街の組織運営の検証や商店街を応援する組織の発足につながったほか、カワサキハロウィンなどを通じた来街者の増加によるにぎわいの創出につながったものと考えております。

質問

商業地域の形成を目標とはしていますが、商店街活性化も課題として挙げられています。本市における消費の喚起とともに、常に意識しなければならないのは市内小売企業の業況改善と発展です。さきの中間評価について、市内事業者に限った見解を伺います。

答弁

市内小売業についてでございますが、商店街組織の高齢化や後継者不足により、活動の縮小や組織の解散が続いておりまして、厳しい状況と認識しております。一方、同じ目的を有する商業者グループによる活動の増加や、古い施設をリノベーションしたシェアマルシェのオープンなど、商業地域の活性化につながる事例が生まれてきており、新たなにぎわい創出を期待しているところでございます。

質問

一方で、市内商店街で行われる新たな顧客の創出や商店街の回遊性を高めるイベントの開催数は、目標値20回に対して実績値20回、達成度aとなっています。各区もしくは地域ごとに偏りはないのか、あるとするならばその要因について中間評価を伺います。

答弁

商店街でのイベントについてでございますが、市内の商店街では、商店主が講師となり自身の持つ技術などをお客様にお伝えするまちゼミや、飲み歩きして様々な飲食店を楽しむ街バルが実施されており、昨年度も全ての区において開催がありましたが、特に高津区と中原区でのイベントが多く、半数以上を占めているところでございます。

これは、高津区や中原区が駅周辺に飲食店が多く集積しているエリアが多いほか、意欲やアイデアある商業者が商店街の枠を超えてグループをつくり、イベントを企画、運営していることが要因の一つと考えております。

質問

このイベントは商店街からの手挙げで開催されますが、商店街に対する働きかけはどのようなもので、どの程度行われているのか伺います。

答弁

商店街等が新たにイベント開催を希望する場合には、職員が訪問し、市の支援策や市内の具体的な事例を情報提供するとともに、商店街の希望を受け、専門家の派遣やイベントのPRなどの支援を行っているところでございます。