議会報告

令和5年9月13日代表質問㉜

仮称等々力大橋橋りょうの整備について

2023.09.13

質問

等々力大橋(仮称)橋梁整備事業の工事施行協定の変更について伺います。
先のまちづくり委員会にて、協定の変更について報告がありました。その内容は、対岸の東京都側において用地買収が進まず、工事に必要な土地が確保できないとの説明でした。原因は都側にあることは理解できます。今後も自治体間における共同の公共事業は行われるものと考えます。事業調整のあるべき形はどのようなものか伺います。
仮に今回の件で、本市側に原因があった際には、都側にどのような対応をするのか伺います。

都側に責任があるとはいえ、5年間の期間延長はまちづくりの観点において簡単には受け入れられないものであります。地元および関連事業者への説明はどのように行っていくのか伺います。また、公共事業においては、費用便益の分析が欠かせませんが、今回の期間延長や今後の進捗状況が、費用便益に与える影響について伺います。

答弁

(建設緑政局長)
本事業につきましては、東京都と川崎市の共同事業でございまして、基本協定に基づき、本市の負担割合を、2分の1と定め、東京都が施行主体となり事業を進めております。
事業調整につきましては、工程や課題等について、対等な立場で意見交換や情報共有を行うなど、相互に協力を図っていくものでございまして、仮に、本市において事業進捗に影響するような事象が発生した場合においても、東京都と速やかに情報を共有し、相互に協力を図りながら、事業を進めるものと考えております。

次に、地元等への周知につきましては、事業期間が令和12年度末になることについて、速やかに、周辺の町会にお知らせするとともに、本市のホームページにも掲載するなど丁寧に対応してまいります。
次に、費用便益への影響につきましては、今回の変更では、事業期間が延伸されるものの、事業費は変更されないことから、費用便益比への大きな影響はないものと考えておりますが、令和7年度に東京都が実施する事業再評価において、改めて算定する予定となっております。

質問

関連して、宮内新横浜線の又玄寺交差点までの進捗状況について伺います。道路整備の効果を最大限発揮するためにも早期完成が望まれますが完成時期についても伺います。

答弁

(建設緑政局長)
都市計画道路宮内新横浜線の進捗状況につきましては、都市計画道路小杉菅線、又玄寺交差点から国道409号、西下橋交差点までの延長765メートルの区間は、平成18年3月に供用を開始しております。
また、西下橋交差点から仮称等々力大橋までの延長720メートルの区間の宮内工区につきましては、現在、用地取得を進めており、令和5年3月末時点での用地取得率は約57パーセントでございます。
次に、宮内工区の完成時期につきましては、第2次川崎市道路整備プログラムにおいて、令和11年度以降も継続して事業を進める路線として位置づけておりますが、整備効果を最大限発現するためにも、仮称等々力大橋と一体的な供用の開始を目指して事業を推進してまいります。