議会報告

令和1年8月2日8月まちづくり委員会

都市計画用途地域の変更案に対する意見と修正要請に関する請願について

2019.08.02

8月まちづくり委員会(8月2日)で質問しました。

・請願第3号 都市計画用途地域の変更(登戸・向ヶ丘遊園駅周辺地区)案に対する意見と修正要請に関する請願について

質問

今回、住民への説明ということで、まちづくり推進協議会というかまちづくり検討会に数回説明されてきたということと、あと個別の説明もされてきたということなんですけれども、やっぱりまちづくり検討会というか、いわゆる代表者会議で民意を酌みとるというのはやはり限界がある部分はあるのではないかと思うんですね。要は、総意として最大公約数をとったところこの線がいいだろうという話は確かにそうなんですけれども、今回の御説明の内容と請願の内容がちょっとすれ違っている感じがとても強く感じています。

というのは、この請願書の最後に、74街区を焦点にして話をしているところがあると私には見えるんですけれども、本来74街区に関してだけの回答をいただくとしたら、どんな御回答をいただけるのかなというのが質問でございます。

答弁

検討会につきましては、用途地域の変更をさせていただく土地をお持ちの方々に集まっていただいて、土地に関する規制ですとか、どのような建物が建てられるようになるのかというようなことの説明、あるいは今後のまちをどうしていったほうがいいのかということを説明させていただいてきております。

おっしゃるように、それが全ての方に対して100%満足いくということは、なかなかこういったお話ですので難しいところではあって、最大公約数みたいなお話もございましたけれども、部分的にはそんなところもいたし方ないのかなと考えているところでございます。

御指摘ありました74街区につきまして、そこだけピックアップしまして、今回お話しあるような特出しをした形での用途の変更というのは、なかなか都市計画という性質から、まち全体を考えて、個別の単位、街区単位というよりはもう少しまちの広い範囲で用途地域みたいなものは考えていく必要がありますので、その敷地単位あるいは街区単位だけで調整をするということはなかなか難しいと考えているところでございます。

質問

まち全体のバランスを見てというのを、地域の人に参加してもらってまちをつくっていったという経緯もよくよく存じ上げていますので、お話はよくわかります。

一方で、74街区だけをミクロで見てしまうと、何かこの線の引き方をされてしまうと地主として困るという話は、特異点が発生してしまうものですから、やはりそういうところはちょっと個別にというか、よくよく御説明をされたということですけれども、どれぐらい説明していただいたのかな、というところをもう一度確認させていただきたいと思います。頻度であったりとか、ちょっと単位が思いつかないんですが、程度を教えていただけませんでしょうか。

答弁

資料の中でこれまでの経緯を御説明させていただいているわけですけれども、スタートは1年前ぐらいになるんですけれども、平成30年7月ごろ、こういった用途地域の変更をしていきたい、まちづくりを考えていきたいということの説明会を登戸区画整理事務所でさせていただきました。それがまず1回目でございます。その後、全てに参加いただいたわけではないですけれども、7回の検討会があって、その後、全体の検討会をやった結果、住民さんたちの意見も踏まえた上で計画がまとまってきましたので、それをもう少しその土地の所有者だけではなくて広い範囲での説明会をやらせていただいてきているというところでございまして、法の手続に関しましては、この3月に素案説明会という形で、素案説明会というのはこの地区に限らず広報で説明会の話を案内しておりますので、広く一般にというイメージでお集まりいただいた中で説明会をさせていただいているということで、回数を重ねさせていただいております。

また改めて私ども都市計画課ですとか登戸区画整理事務所へのお問い合わせ、あるいは来ていただいてお話ししているということもありますけれども、数が何回だったかというのは数えていませんけれども、何回かの説明はさせていただいているという状況でございます。

質問

その御説明に行かれた際にこういったお話、要はまち全体のバランスをとるとこうなるのだけれども個別では困られているというか、ちょっと違うのじゃないのと思ってしまう土地の所有者の方もたくさんいらっしゃると思うんです。まあいいや、それで前に進もうとおっしゃるオーナーさんもいらっしゃれば、これだけはちょっと受け入れがたいという状況になってしまうオーナーさんも発生しますので。恐らく8割、9割の方は満足されて、1割、2割の方はちょっとアンバランスな状況を受け入れざるを得なくなってしまっているのかなと推察します。ほかにこういった案件はあるんですか。

要は、請願なり陳情なりをいただかないと気づかない部分も当然あるとは思うんですけれども、同じように自分の土地の中に線が複数入ってくると、結構地主としては困ってしまうところが多い。市の中にたくさんある事例ではあると思うんですけれども、さはさりながら、今回は市主導のエンジンをかけ直して、急いでこうやってどんどんまちの再整備を進めていっているところだと思うので、やはりひずみがそれだけ発生しやすい。長いこと残りが進まないよね、から、急激に前に進んでいる感がありますよね。それは物すごく市の努力を感じるところではあるんですけれども、その速度変化についていけないというか、去年線を引かれて、ことしもう線をいただいている状況じゃないですか。ほかにもそういった地主さんはいらっしゃるのじゃないかなと推察するんですけれども。

答弁

今回の請願のような方を、直接おっしゃられる方は、この地区の案件に関しては伺っておりませんけれども、潜在的に、例えば自分のところも商業地域に変えてほしいですとか、あるいは自分のところは今回商業地域に入ってしまうのだけれども、それは余りうれしくないというような声は、当然ながら幾つか声はございます。