議会報告

令和2年8月27日8月総務委員会③

「音楽や映像のまちづくりの推進」について

2020.08.27

令和2年8月27日8月総務委員会で質問しました。

質問

資料に活力と魅力あふれる力強い都市づくり、音楽や映像のまちづくりの推進とあります。

他委員からも御指摘があったんですが、川崎市民が川崎市のことを音楽のまちだと思ってほしいという根拠は何かというのが、少なくとも行動には結びついていなくて、今、拝見すると、年齢層別で言うと、20代、30代が低い、川崎区、幸区、麻生区は他区と比較して割合が高いと分析されているんですけれども、全市的に川崎市は音楽のまちだと言い切る根拠というのは何かあるんですか。

根拠というか、根拠としようとしている内容はあるんですか。どちらかというと、むしろ私は音楽のまち川崎になってほしいという思いで質問しています。

答弁

音楽のまちというのは、逆に音楽が盛んだから、音楽のまちを目指したというよりも、先ほど他委員からも御指摘がありましたけれども、工業のまちで、灰色のまちというイメージがあって、都市イメージを変えるというところで、音楽のまちとか、スポーツのまちとかというのを標榜して、文化というのを醸成させようということで、自ら手を挙げて、音楽のまちを目指すということでやっている事業でございます。

全市民の皆さんに浸透するにはまだまだ時間がかかるかと思いますけれども、ぜひそれを目指してやっていきたいと考えているところでございます。

質問

私の住んでいるまちの隣のまちから聞こえてきそうな御回答の内容だったかと思うんですが、要は、具体的に何をして音楽のまちと名乗るのかということなんだと思うんです。

例えば文化的な土壌があって、これを産業として伸ばしていきたいから、こうだと。文化として伸ばしていきたんだったら、イベントの回数はどうだというアクションプランが必要だと思うんですが、どっちかというと、今は体感指標みたいな、自己的なところしか取っていらっしゃらないんです。

今、目標値が令和元年度で56ポイントに対して、51.8ポイントという数字が出ていると思います。これに対して、これが57%に上がるというロードマップが何もないように見えるんですが、その辺はどう考えて……。

答弁

直接の所管課ではないものですから、なかなか答えづらいところがありますので、今、委員からいただいた御意見等につきましては、所管課にお伝えしながら、また対応させていただければと思います。

(上原)

音楽はジャンルがたくさんございますので、年齢層別にヒットするような対策を取られたりであるとか、殊にクラシックに関して言うと、川崎の名称を冠したコンクールすらない状況で音楽のまちというのは、音楽をなりわいとしている者からすると、なかなかどうなのかなというところもありますので、ぜひ本格的に取り組んでいただきたい、具体的なアクションが見えるようになればということを事務局のほうにお伝えいただければと思います。

答弁

ただいま複数の委員の皆様から、成果指標の見直しにつきまして御意見をいただいてございます。今、全庁的な動きといたしまして、第2期実施計画の総括に向けまして、新たな指標等が必要な場合につきましては、下の数値で把握できる補足指標のほうに追加するなどして対応することとしております。

あと、来年度末に予定しております第3期実施計画の策定に向けましては、施策の全体を意識した指標の追加とか、そういったものも含めて、各局と協議しながら、追加等も含めてやっていくということになってございますので、我々だけでなくて、全庁的な動きとして、そういった動きがあるということで御承知おきいただければと思います。

(上原)

今の話を受けての話なんですが、全体的に成果指標の取り方の特徴は、私が見るにですが、分母と分子の関係は正しいんですけれども、全体数に対して、抽出してくる分母が間違っていることが多い。

要は、いい答えをもらえる人に、例えば、今日、会合をやって、満足していただけましたかと言うと、大体満足するために来ているので、8割、9割は出ちゃうんです。そうじゃなくて、来られていない方がどう思うのか、市民全体がどう考えているのかというほうに肉薄するような指標をお持ちになっていただきたいのが1つ。

先ほどの総合計画と絶対セットにしないと、御努力が報われないというか、評価もされないので、それもセットにするというのを申し添えて、要望させてください。