議会報告

令和3年12月7日第4回定例会本会議第3日代表質問経済安全保障の取組について

2021.12.07

令和3年12月7日の定例会で代表質問に登壇しました。

質問

国における経済安全保障の取組に対する本市の見解について伺います。

経済安全保障政策はこれまで日本が遅れを取っていると言われた分野でありました。昨年から続く新型コロナウイルス感染症のまん延時のマスク不足に陥った際、製造が他国からの依存度が高く、入手困難になったことが、我が国でも経済安全保障に対して関心が高まったきっかけとなりました。

経済安全保障については、他国依存度が高い分野の見直し、サイバーセキュリティ・技術・データ流出の対策の強化、自然災害への対応が掲げられております。

本市においても、ライフサイエンス・環境分野を中心に世界最高水準の研究開発から新産業を創出するオープンイノベーション拠点「キングスカイフロント」や新しい科学技術や産業を創り出す研究開発の拠点「新川崎・創造のもり」などを有しており、関連性が高いと考えます。先日、政府が第1回経済安全保障推進会議を開催しましたが、この取組に対し、現在の本市の見解を伺います。

併せて、県内3政令指定都市の課題の共有や連携について今後どのように進めていくお考えか伺います。

答弁

安全保障と経済を組み合わせた外交戦略である「経済安全保障」につきましては、現在、国において法制化に向けた検討が進められているところでございます。

その検討の中では、取り組むべき分野として、サプライチェーンの強靭化や、先端的な重要技術を育成支援する枠組みなどが示されておりまして、本市に立地する先端的な研究開発を行う企業や研究機関にも影響する可能性があるものと考えております。

今後につきましては、国の動向を注視するとともに、県内指定都市等とも連携を図るなど、情報収集に努めてまいります。