議会報告
令和1年9月20日決算審査特別委員会(まちづくり分科会 第1日)
南武線駅アクセス向上等整備事業費の決算の具体的な内容について
2019.09.20
決算審査特別委員会(9月20日)で質問しました。
・南武線駅アクセス向上等整備事業費の決算の具体的な内容について
質問
10款3項5目都心地区整備事業費のうち、南武線駅アクセス向上等整備事業費の決算の具体的な内容について伺いたいと思います。
答弁
南武線駅アクセス向上等整備事業についての御質問でございますが、平成30年度の決算内容といたしまして、津田山駅については自由通路及び橋上駅舎化の工事を実施し、稲田堤駅については自由通路等整備に必要となる用地取得等を行い、中野島駅については臨時改札口の設置に要する施工ヤードの整備を実施したところでございます。
質問
JR津田山駅に関しましては、本年6月の北口供用開始に向け、順調に進捗したと確認されました。また同様に、JR中野島駅についても、私、地元でございますのでよく拝見していますが、本年6月の臨時改札に向けた事業が着実に進んだこと、こちらも確認することができました。ありがとうございます。それで、本決算におきましては、JR稲田堤駅につきましては、用地取得等を行ったのですが、足元――現況は取得用地内の既存ビルの解体工事が進められておるところでございます。今後の取り組みについて伺います。
答弁
交通政策室担当課長 稲田堤駅の今後の取り組みについての御質問でございますが、本年5月に地域の皆様に対する工事説明会を開催した後、民間ビルの解体工事を進めており、令和2年2月の完了を予定しております。その後、本体工事に着手し、令和5年度の完成を目指し、工事を進めてまいります。
質問
令和5年度、橋上駅舎化、大変楽しみでございます。その完成に向けまして、引き続きしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
一方で、地域の課題が1つ大きく解決するという部分がありつつも、まだ問題が残ってございます。同駅、稲田堤駅周辺の道路には、京王稲田堤駅、至近にあるんですが、この駅との乗りかえ客によって断続的に周辺の道路があふれかえっている、そういう状況がございます。車両、自転車のふくそうによって、日中全てというわけではないんですが、交通が混み合うときには大変危険な時間帯が存在するとの声が、地域の住民からとても多く耳にしておるところでございます。本整備によって、駅周辺道路にどのように改善効果が波及するのか、具体的に伺いたいと思います
答弁
稲田堤駅の橋上駅舎化についての御質問でございますが、本事業の完成により、駅利用者が踏切を横断することなく駅改札へのアクセスが可能となることや、踏切待ちの歩行者の滞留の改善など、踏切周辺の道路の安全性の確保が図られるものと考えております。また、乗りかえ旅客の利用動線の分散化により、一層の利便性の向上が期待できるものと考えております。
(上原)
JR稲田堤駅の橋上駅舎化によって、令和5年度以降に関しましては、少なくとも駅舎のすぐそばにある踏切に関しましては、もしくはその周辺の道路の安全性につきましては、一定の向上が図られるだろうと、そういう見通しの答弁をいただきました。ありがとうございます。一方で、現状の危険な状況というのはもう少し幅広いところにもございまして、放置されるべきではないと考えております。駅至近のアクセスの向上は、駅利用者、とりわけ乗りかえ客の利便性・安全性向上に寄与します。それでも、同駅の乗りかえ客数、すなわち駅周辺の歩行者量が過多である、歩行者量の変化は起こらないという点が上げられると思います。稲田堤駅は、重点整備対象となっていない一方で、多くの乗りかえ客が乗降します。
また、乗りかえする駅舎同士にある程度の距離がある。その分、近隣の交通環境にも負荷を生じさせているところでございます。今後、橋上駅舎化によって、駅利用者だけでなく近隣住民の動線も変わることが起こると思います。これに伴って駅周辺の状況も変わる。将来的な展望、こういうふうに変わっていくだろうという検討を見据えながら、現況の危険性も加味して、地域市民にとって不便な現況の調査把握をしっかりしていただいて、必要な対策について進める、進めない、検討をお願いしたいと思います。