議会報告

令和2年6月25日第4回定例会 一般質問

遊休資産について(稲田水源地)

2020.06.25

令和2年6月25日第4回定例会 一般質問で質問しました。

質問

次に、遊休資産の2つ目として、稲田水源地について伺います。これも既に過去にほかの議員から質問があったところですが、もう15年たっていますので、そろそろ触らせていただきたいと思います。ディスプレーを御覧いただくと、真ん中にぽつんと丸があるんです。これを拡大しますと、いきなりちょっと用途の分からない、芸術性の高いというか、建物が現れるわけなんですけれども、この施設は稲田水源地、もともと多摩川から取水するために使っていた施設です。多摩川沿いで令和元年東日本台風で大きな被害に遭った地域、菅稲田堤2丁目・3丁目地域に近いところに所在するこの施設なんですが、まずは概要について伺います。また、現在は機能停止している施設かと思いますが、これまでの施設撤去に向けた協議の流れと有効利用の見通し、そして課題について伺いたいと思います。

答弁

稲田水源地の有効利用についての御質問でございますが、稲田水源地は昭和14年に建設された多摩川の河床に埋設された集水管より伏流水を取水するための、道路や河川区域にまたがる施設となっております。水質の悪化や施設の老朽化、水需要の低迷などの理由から、現在は廃止水源となっており、施設の撤去に向けて河川管理者である国等の関係機関と協議を進めているところでございます。具体的な進捗につきましては、平成28年度に実施した基本設計の結果を基に、河川区域内の施設撤去に必要な多摩沿線道路の迂回路の設置など具体的な協議を行っており、今年度は詳細な検討に必要な測量委託を予定しているところでございます。

次に、有効利用につきましては、当該用地は建物撤去後におきましても、河川区域内の施設撤去工事やこれに伴う多摩沿線道路の迂回路及び工事ヤードとしての利用を検討しておりますことから、その後の利用について検討を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

(上原)

ディスプレーをもう1回表示させていただきます。これが当該建物です。とても老朽化が進んだ施設ということで危ないとは思うんですが、昨日、他の議員から説明があった車の緊急避難のときに使ったりであるとか、臨時的に何か使える用途があるようであれば御検討いただきたいと思っております。何よりも、もう30年間放置されているものですので、国との協議をしっかり進めていただきたいと思っております。