議会報告

令和2年7月31日7月総務委員会②

災害対策について

2020.07.31

令和2年7月31日7月総務委員会で質問しました。

質問

順を追って1から簡単に質問させていただきたいと思うんですが、災害を防ぐため、徹底した検証に基づく有効な水害対策を講じることとあるのですが、今、稲城市と連携して調査や対策の実施方法について調整を行っているとのことなんですが、調整内容は、私の聞いているところですと、主に多摩区が、道路公園センターが中心となって動いていると思うんですが、危機管理サイドでの連携であったりとか、情報交換であったりとかというのはどの程度進んでいるのか教えてください。

答弁

稲城市との連携についてでございますが、現在、危機管理室と稲城市との窓口をつくっての連携等は行われておりません。現在連携を取っているというのは多摩川緊急治水対策プロジェクトの関係で、流域自治体としての情報共有をさせていただいております。

質問

もしそれでしたら、河川のハード面での連携というのは当然必要になってきて、もう進められているということなので深掘りしていただきたいのと、ほかに流量の警戒が必要であれば、危機管理サイドでもある程度情報交換というのは必要かと思いますので御協議をいただきたいのと、御報告をいただきたいなと思います。

あと、2なんですが、国・県と連携し、多摩川並びに三沢川、用水路、しゅんせつとなっている部分があるんですが、そもそも論で川の話というのは、川の容量と上流部にあるダムの話が必要かと思うんですが、今、国で既存ダムの洪水量という協定が結ばれた。5月29日付で官邸から出ていると思うんですが、流量に関しての情報というのは、今、川崎市には入ってきているんでしょうか。

答弁

多摩川上流域に位置しています小河内ダム、利水ダムを治水目的で使うということで、せんだって本市のほうから治水目的の事前放流についてというような部分をお伺いしておりますが、具体的にどの程度の放流量でどの程度の効果があるですとか、その辺の情報はまだつかんでいない状況でございます。

質問

公表されたベースの話ですと、小河内の二十数%を治水利用するということですので、この流量ですと前回の令和元年東日本台風のような台風が来たときに、川崎市にどのような影響があるんだろうというのに対して、それに低減効果がどれぐらいあるんだという目測ぐらいは一応お持ちになったほうがいいのかなと思いますので、そこも御意見させてください。

あと、資料の話なんですけれども、これは避難所と一時避難所、いわゆる緊急避難場所というふうに名前が統一されているかと思うんですが、一応、確認なんですが、風水害時に市の職員を主導として緊急避難場所の運営に当たるということのほか、現実問題としては地域の方々に協力を仰ぐ必要があるという認識はあるのかどうなのか。

答弁

原則としては職員が当たる、特に風水害の場合は備えができるという前提の下、職員が責任を持ってオペレーションはするというところで今研修をやっております。ただ、当然昨年の経験からキャパシティを超えるぐらいの避難者の方が集まる可能性がありますので、そういった意味でお手伝いをいただくんですが、今考えているのは、それぞれ症状ですとか、事前に入り口の受付で熱を測ったりとか、そういったところで振り分けを徹底して迅速にやるというところをまず職員が行った後、健常スペースと呼ばれているようなある程度安全が確保された症状のないスペースの、例えば落ち着きといいますか、運営については、地元の避難所運営会議の皆様にお願いしますというようなことができないかという検討をしておりまして、今度、実際に小学校等にも御協力いただいて、その場所であるとか、動線の確保を確認しながら、岡部先生にもできれば来ていただいて、感染症の対策も踏まえてある程度の見込みが出れば、そこら辺の安全がある程度約束された中では御協力いただくようなことは考えていきたいなと今のところは考えております。

(上原)

コロナの話というのは何となく承知しています。私自身も避難所運営会議の委員長をやらせていただいていますので、風水害編のマニュアルも一言一句読ませていただいています。ただ、その中に、町会団体とか自治会に協力をお願いするときはこういうときで、誰に連絡して、それがいつ来るんだというのが何も記載されていないのが現況ですので、地域連携についてもう少し深掘りが必要かなと思っています。よろしくお願いします。

 あと、最後に、これは小さな話なんですが、4の啓発の件なんですが、「備える。かわさき」を全戸配布されたというふうにあるんですが、実は町会とかですと、事務所に置いておいてほしいという要望がございますので、啓発行為に関しましては、特に御協力いただく主体に対して明らかに強めにPRが必要だと思いますので、自治会等の事務所に必ず何部か置けるような体制を組んでいただけると啓発がより進むかなと思っています。

(追加要望)

向の岡工業高校と多摩高校、いわゆる県立施設への避難所開設を目途にされているということですが、今、委員長がお住まいの菅仙谷という地域に菅高校というのがあるんですね。水害を想定しているので、できれば川から遠いところに避難所を持たれたほうがバリエーションが増えるんじゃないかなと思いますので、御検討願いたいというのがまず1つ。

 あと、今、分散避難の話も他の委員からありました。コロナがあります。あと、今この議論の中では要支援者の話が完全に抜け落ちている状況です。要は、車での避難が必要な方も確実にいらっしゃるということなので、駐車場を大量にお持ちのよみうりランドさんとかに当日川崎市民が入園しても大丈夫かというような確認を取っていただいたりであるとか、ちょっとオプションを御準備いただきたいなということを要望させていただきます。