議会報告

令和3年6月18日第2回定例会一般質問

三沢川の水防について

2021.06.18

令和3年6月18日第2回定例会一般質問で質問しました。

質問

現状の、三沢川地区における浸水対策の進捗状況について伺います。

答弁

三沢川地区につきましては、平成28年度に浸水対策の重点化地区として位置づけており、平成30年度より菅北浦地内において工事に着手したところでございまして、府中街道の下り車線に三沢橋から稲城市方面へ幅1,800ミリ、高さ1,000ミリのボックスカルパートを約175メートル布設したところでございます。引き続き、菅北浦交差点から約140メートル布設しているところでございまして、今年度は、さらに上流域の道路にもボックスカルパート等をやく110メートル布設する予定でございます。

また、菅及び菅稲田堤地内におきましては、令和元年東日本台風の被害を踏まえ、令和4年度から始まる次期上下水道事業計画中期計画に位置づけられるよう、現在、対策手法などについて検討を進めているところでございます。

質問

浸水対策には、ポンプ施設などの整備が有効と考えられますが、菅及び菅稲田堤地内における雨水排水方針について伺います。

答弁

現在、三沢川の水位上昇にも対応できる浸水シミュレーションを活用し検討を進めておりまして、ポンプ施設につきましても有効な対策となりますことから、対策手法の一つとして検討しているところでございます。

質問

外水という面では、大丸用水等について、5月20日には、市長みずから稲城市に出向き、要望に感謝いたします。要望に至りました経緯と、当該地域に対する思いを、伺います

答弁

稲城市におかれましては、以前より雨水排水施設の整備に多くの時間を要していると伺っているところでございます。

しかしながら、稲城市の雨水の一部が水路を通じて本市に流入していることから、整備の早期実施と、完了までの当面の雨水対策等について、直接、稲城市長に要望を行ったところでございます。

引き続き、両市で密接に連携しながら、被害の最小化に向けた取組を実施してまいります。

質問

当地域と同様に浸水被害を受けた樋菅周辺では短期対策と共に、中期対策としてポンプ機能導入、長期的には本格的なポンプ場の設置にまで踏み込んだ施策が公表済です。

同じ令和元年度台風から被害を受けた、三沢川地域についても、同等に力強い対策を期待しております。担当者に見解を伺います。

答弁

当該地域におきましては、当面の対策といたしまして、浸水地域への雨水の流入量低減を図るため、稲城市とも連携した分水・減水の取組を実施していくとともに、下水道事業による重点化地区として雨水の浸水対策を継続的に進めるなど、被害の軽減に向け取組んでまいります。

質問

長期的な意気込みは、市長副市長ともお応えいただきました。ただ足元を見ると、水防の施策が短期対策に留まるとなると、今どの程度安全になっているのか、どのような課題があるのか、市民との対話が必要かと考えます。見解を、伺います。

答弁

これまでも、浸水対策の進捗状況等について、適宜、周辺住民の方々へ情報提供を実施するとともに、意見交換等を行っているところでございます。

今後の対応につきましては、地元町会とも相談させていただきながら、引き続き、丁寧なご説明をさせていただきたいと考えております。

(上原)

ご相談をお待ちします。

質問

また今すぐできる対策として、出水期前に、様々な担い手に、防災協力を仰ぐ必要があります。これまで、町内自治会等のご協力、災害時協定の活用、災害協力事業所との連携など、提言してまいりましたが、その一環として、消防団についてです。

本市の水防団については、もっぱら水防を行うものとしては存在せず、消防団の皆様に活動いただいております。既に水防訓練にも取り組んでいただいておりますが、いよいよ水防による出勤も、気候変動に伴い本格化していく可能性があります。これまで以上に期待する役割が実質的に増えるわけですが、本市の見解と対応を伺います。

答弁

本市は水防団を設置しておらず、風水害時の水防活動については、消防局及び消防団が関係局と連携して取り組んでおります。

風水害時における消防団の対応につきましては、台風の接近等の予測情報に基づき、災害発生前から浸水想定区域などへの事前広報や、警戒活動を行うなど、災害フェーズごとの水防活動を行っておりまして、災害発生時には人命救助を最優先とした活動等を行っているところでございます。

今後は、さらなる地域の防災力といたしまして、住民の皆様や民間企業のご協力をいただくことも必要と考えているところでございます。

(上原)

主体となる方々とよく協議していただくように願います。