議会報告
令和3年9月21日決算審査特別委員会
介護保険事業特別会計1款1項1目、認定調査委託料について
2021.09.21
質問
介護保険事業特別会計、1款1項1目、認定調査委託料について伺います。
同委託料は前年度と比較して大きく減少しています。
当該年度は既にコロナ禍の最中にあり、人とのつながりが希薄化したことなどを背景に、要介護認定者の状態の悪化や、介護サービスの利用低下が懸念されます。
まずは令和2年度の介護認定の状況、介護サービスの利用状況について伺います。
答弁
介護認定の状況につきましては、国から令和2年2月 に新型コロナウイルス感染症に係る要介護認定の臨時的 な取り扱いが示され、更新申請のみ介護認定の有効期間 の延長が認められたところでございます。
令和2年度の介護認定件数につきましては、認定調査 を行わず、介護認定の有効期限の延長を行ったものが、 17,588件、新規申請、区分変更申請、更新申請で 認定調査を希望されたものが27,254件ございまし た。 また、令和2年度の介護サービス費につきましては、 899億5,528万4,736円でございまして、前 年度と比較して32億878万9,506円増加してい るところでございます。
質問
今後、コロナ禍が長期化した場合の、本市の介護認定の進め方、および介護サービスの適正利用に向けての方針を伺います。
答弁
介護認定につきましては、介護保険法に基づき実施す ることとされており、介護の必要な程度に応じたサービ スを提供するうえで重要であると認識しておりますこと から、引き続き国の動向を注視して必要な対応を図ってまいります。
また、介護サービスにつきましては、国において、施 設の感染防止に向けた取組、サービス利用者の外出についての対応、退院患者の介護施設における適切な受入など介護事業所等における新型コロナウイルス感染症への 対応等について適宜通知を発出しているところでございます。
本市といたしましては、国からの通知について市内介 護事業者に対して引き続き適切に周知するとともに、必要に応じて指導してまいります。
(上原)
認定調査を行わなかった1万7千件、そして一方で前年度比3%増となった介護サービス利用料。総量としては問題なさそうに見えますが、通所型の利用控えなど、ひいてはコロナ・フレイルも懸念される状況ですので、この点、注視していただきたいと思います。