質問

7款3項1目、中小企業支援費に含まれる、ESGファイナンス促進事業について伺います。
令和5年度予算案における、本事業に関わる事業と予算について伺います。

また本市は、これまでライフ、グリーン、ウェルフェアの3分野を成長分野としてきました。今回議会の温対条例の改正を経て、グリーン分野への一層の注力が必要と考えます。本市は環境局主導で、地域エネルギー会社を設立し主体的に取り組みます。経済労働局としては、当事業は最終年度を迎えます。今後の方針について伺います。

答弁

(経済労働局長)
本事業につきましては、市内中小企業の持続性・競争力強化等を図ることを目的に、企業が有するESG要素を非財務的価値として可視化し、投融資に結び付ける取組を推進するものでございます。
取組内容といたしましては、地域金融機関等と連携し、戻りコンクリートを原料とした低炭素コンクリートの製造等の事業、及び太陽光パネルのリユース等の事業に取り組む市内の中小企業2社を対象としたモデル事業に加え、ESG投融資に関する研究会の2つで構成しております。
予算につきましては、2ヶ年にわたる事業であるため、債務負担行為を設定し、令和5年度の予算額は約1,260万円でございます。

今後は、モデル事業のモニタリング、検証、及び情報発信等を通じ、地域金融機関がより主体的に働きかけ、市内中小企業によるESG投融資の活用やSDGs経営の取組が広がることを目指し、研究会の運営に取り組んでまいりたいと存じます。