議会報告

令和1年11月1日11月まちづくり委員会

令和元年台風第19号による被害状況等について

2019.11.01

令和1年11月1日11月まちづくり委員会で質問しました

質問

私から地元の件を2点だけ。三沢川の件なんですけれども、私はこの近辺に住んでおりまして、災害時も被災対応等をさせていただいたんですけれども、体感で言うと、午後4時ぐらいでもうしっかり浸水してしまっていたという感覚なんです。そこで、3の水位の経過の川崎の断面図との比較と、実際問題、路面上、もしくは生活区域において起こる水位の上昇の関連性がいまいちよく理解できないです。この御説明をいただきたいのが1点。
あともう1点は、そもそも論で、浸水等の詳細な経緯については現在確認中ということなんですけれども、現場において水門が閉まるだのあくだのという話を区との連絡の中で私どもは情報を得ているんですけれども、それに対して、消防団で今からゲートを閉めるからこの辺は危ないからというお知らせをしてくださいというような連絡までいただいている状況で、このゲートを閉めることで多摩川の水を防ぐことができたのか、もしくは多摩川を守るためにゲートを閉めているのか、その辺の考え方も含めて、いわゆる浸水の原因を、今御解説いただけないようであれば、いつぐらいにその内容がはっきりするのか教えていただきたい。この2点でございます。

答弁

水位との関係なんですけれども、実際、ここの三沢川水門が多摩川に面しているところになるんですけれども、ここの多摩川に近いところの水位計で言いますと、ページで言いますと4ページ目の左上の石原水位計というのがございます。ここに23時50分に最高水位となっていまして、この赤線のように水位がどんどん上がっていったということなっております。

あともう1カ所、ページをおめくりいただきまして6ページ目なんですが、これが浸水範囲から約2キロ上流にある天宿橋というところの三沢川の水位計を示しているので、距離が離れていますので相関関係がはっきりはしないんですが、やはり多摩川の水位の影響を受けて水門付近の三沢川の水がどんどん上がっていったということは、地元の方々からも話を聞いておりまして、あと、午後4時ごろから浸水が始まったといいますのは、道路公園センターの職員も現場でそれは確認しております。ただ、実際、地元の方々からも話を聞いていますと、どうも三沢川から水があふれていない状況だというのも我々も確認しておりますので、どういった浸水の経緯があったかというのは、水門の管理者の国土交通省ですとか河川管理者の神奈川県というところで、その辺の水位の情報をきめ細かく情報交換しながら確認はしていきたいと思っております。

あと、水門のあけ閉めによる影響も、確認という言葉になってしまうんですが、この水門につきましては、多摩川の堤防の一部を担うという目的があるということと、多摩川の水が三沢川に逆流しないことを担う、その2つの役割があるというふうに確認しております。ですので、この水門が閉まることに対する、要は内水地側の水路の水があふれたであろうと。そういった浸水メカニズムについても、これからの協議、調整していきますので、今の段階でいつまでということはなかなか申し上げられないんですが、国との調整は始めていきたいと思っているところでございます。

質問

天宿橋が計測対象というか、比較対象として余り適さない、現実に起こったことということは、計測場所ができればもう少し下流のほうについていればよかったのかなと。これは事後的な話なので、今後に生かしていただきたいという点が1つ。

現場において、二ヶ領用水は全く水が溢水しなかったんです。地元で結構うわさになっているんですが、新三沢川と三沢川の分流がうまくいっていない、もしくは二ヶ領用水に大して流れていないのは何でかというところにクエスチョンマークがたくさん出ている状況ですので、今の確認中のところも含めて確認して、次にどうするのかというところまでできればお示しいただけますようにお願いしたいのと、あと、もう一度確認なんですけれども、時期的にはいつぐらいに確認が終わるのかなということを、目安だけも教えていただけないかなと思うんですが。

答弁

具体的に何月何日というわけにはいきませんけれども、地元の方々からも、浸水実績として今までなかったという話も聞いておりまして、用水路がこういう形であふれたということもなかったようなお話を聞いていて――あったんですね。今回の浸水のメカニズム、原因だけでもまず知りたいというお話がありますので、早急に、なるべく速やかに、まず地元の町会を通しまして、考えられるであろうという段階になるかもしれませんけれども、御説明はしていきたいと思っております。

(上原)

被災者支援の件、今回は大変な被害に遭って、スムーズに御対応いただいたなという感覚はとても強いです。地元からの感謝の声が上がっています。

一方で、1つエピソードなんですが、稲田堤3丁目、私どもの地元で浸水をし、4軒の方が御自宅に住まわれないので、今回、受け付けされたのは14日、実際被災されたのは12日の夜、避難されたのも12日の夜。実際は14日までは空白期間が発生してしまっているんです。その方々は1日どこにも住まわれることができないという状況が発生しました。

地元の町会で吸収したのは、自治会等が市営住宅の自治会館等の管理を任されておる部分がございますので、そこの部分であったりとか自治会館であったりとかで受け入れをして何とか吸収をするというのは柔軟にはできたとは思うんですけれども、今回はたまたまそういうことであっただけで、実際問題、夜に被災し、そのまま泊まることができなくて、避難所からスムーズにこういった市営住宅の空き住戸に移っていただくような仕組みというか、実際問題は、まちづくり局のほうで窓口をたくさん受けていただいたんですけれども、もう少し自治会等に情報連絡をしていただいて、空き住戸の鍵を一時的にも預けていただけたらもう少し楽に地元の人たちは過ごせるかなというアイデアがあるので、ぜひ御検討いただきたいというお願いだけさせてください。